試算表の意味・銀行が見る7項目・提出前チェックを整理
試算表は、勘定科目ごとの合計・残高から決算後の業績を確認する月次資料です
試算表とは、総勘定元帳へ記帳した各勘定科目の借方・貸方の合計や残高を一覧にした表です。合計試算表、残高試算表、合計残高試算表があり、銀行融資では決算後の売上・利益・現預金・売掛金・在庫・買掛金・借入金などの変化を確認する月次資料として使われます。
日本政策金融公庫の国民生活事業は、法人のインターネット申込で、決算後6か月以上経過している場合または事業開始直後で決算を終えていない場合に最近の試算表を案内しています。これは全銀行・全商品に共通する一律ルールではありません。提出先へ対象月・必要期間・様式を確認し、締め日、単月・累計、税込・税抜、未処理項目を明記します。
01|課題
未締めの試算表を正式値として出すと、後日の修正で銀行説明が変わります
売上だけ計上して仕入・給与・在庫・減価償却・税が未処理になっていないかを確認します。
試算表の必要時期・期間は申込先の正式案内を確認
日本政策金融公庫の案内には、決算から一定期間が経過した場合等に試算表を準備する例があります。銀行・商品に共通する固定ルールではないため、対象月と提出期限を直接確認します。
制度情報の確認基準日:2026年8月22日。制度改定や地域差があるため、申込時は必ず正式窓口へ再確認してください。
02|なぜ発生したか(原因)
試算表が遅れる原因は、資料回収と締め責任者・締め日が決まっていないこと
経理だけの問題にせず店舗・営業・購買の提出工程を確認します。
試算表の利益を、未処理と一過性項目で補正して説明します
指標・関連科目の参考となる公式資料:日本政策金融公庫「インターネット申込の必要書類」
提出前の利益補正例
- 試算表の累計利益
- 500万円
- 未計上仕入・費用
- △180万円
- 一過性売却益
- △120万円
- 補正後の管理利益
- 200万円
説明用の仮定例です。正式な会計処理や税務判断は税理士等へ確認し、試算表そのものを独自に書き換えず調整表を添付します。
NUMERICAL CASE
銀行が試算表で確認する7項目
単月と累計、前年同期と計画を並べ、残高の中身まで説明します。
| 確認項目 | 主に見ること | 提出前チェック |
|---|---|---|
| 1 売上高・2 粗利益 | 数量・単価・原価・季節性 | 前年同期・予算・受注と照合 |
| 3 営業利益・4 仮勘定 | 固定費・一過性・未処理 | 未払・前払・仮払・仮受を整理 |
| 5 売掛金・在庫 | 増収負担・滞留・回収 | 明細・年齢表・棚卸と照合 |
| 6 現預金・7 借入金 | 手元流動性・返済・追加借入 | 通帳・残高証明・借入一覧と照合 |
この事例の判断:数字の増減だけでなく、原因・証拠・改善日・資金繰りへの反映を一つの説明資料にします。
TOPIC-SPECIFIC CHECK
月次締め工程へ登録する五つの期限
担当部署と提出物まで具体化します。
売上締め
店舗・案件・検収の締め日。
仕入・経費
請求書・カード・立替の提出日。
給与・税
給与確定、社会保険、納税予定。
残高照合
預金・売掛・買掛・在庫・借入。
承認・提出
経営確認、修正、銀行提出、差替履歴。
PRACTICAL REVIEW
信用格付の推測ではなく、改善できる事実を五つに分ける
金融機関の内部判断を外部から断定することはできません。自社で更新できる情報を分け、決算から将来資金まで同じ説明へつなぎます。
財務
3期の売上・利益・純資産・借入を比較し、科目増減の取引と決算後実績を確認します。
返済
遅延有無だけでなく、契約別返済、今後の営業現金、税・設備支払後の最低現金を試算します。
事業性
顧客、商流、仕入、設備、人材、競争力、回収条件を具体化し、数字が生まれる理由を示します。
管理・将来
月次締め、差異分析、改善担当、期限、下振れ、相談開始日を一つの管理表で更新します。
実務上の確認:報告義務や審査項目は一律ではありません。融資契約・金融機関の正式案内を確認し、内部ランクや承認を約束しません。
03|解決策
提出条件確認→月次締め→残高照合→差異説明→資金繰り更新の順で進めます
速報値を出す場合も、未処理一覧と確定予定日を添えて説明を固定します。
提出条件を確認
- 対象月・期間・様式・期限を確認
- 速報・推移表・追加資料の可否を確認
月次を締める
- 売上・仕入・給与・在庫・償却・税を計上
- 未処理項目と確定日を一覧化
残高を照合
- 預金・売掛・在庫・買掛・借入を一致
- 決算期首から連続しているか確認
差異と資金を説明
- 前年・計画差を原因別に
- 13週・12か月資金繰りへ反映
相談前にそろえる3分類
試算表の提出前チェックリスト
表紙の前提と、7項目の残高照合を記録します。
| 区分 | 確認内容 | 証拠資料 | 未完了時の表示 |
|---|---|---|---|
| 表紙 | 対象月・単月/累計・税込/税抜 | 会計設定・締め表 | 速報・確定予定日 |
| 損益 | 売上・原価・費用・償却・税 | 請求・給与・固定資産 | 未計上額を別表 |
| 運転資金 | 売掛・在庫・買掛 | 元帳・年齢表・棚卸 | 滞留・争いを区分 |
| 現金・借入 | 預金・実行・返済・残高 | 通帳・契約・残高証明 | 基準日差を説明 |
DECISION FLOW
試算表を早く正確に締める4段階
資料回収から銀行説明まで期限化します。
回収
部門別提出物と締め日。
入力
計上月・科目・相手先を確認。
照合
主要残高を外部証拠と一致。
説明
差異・未処理・確定日を共有。
試算表提出で守る3つの原則
前提を明記
対象月・単月/累計・税込/税抜・速報/確定を明記します。
残高を照合
試算表を通帳・元帳・在庫表・借入一覧と一致させます。
修正を隠さない
未処理と確定予定日を示し、後日の変更理由を追えるようにします。
03-2|別の視点からの解決策
試算表が間に合わないときの三つの改善ルート
未完成のまま隠さず、速報・確定・追加資料へ分けます。
ROUTE A
速報版を区分
- 向いている状況
- 正式締めまで時間不足
- 実行すること
- 計上済・未処理・確定日を表示
- 注意点
- 提出可否を銀行へ確認
ROUTE B
残高証拠を先行
- 向いている状況
- 預金等の照合に時間
- 実行すること
- 通帳・売掛・買掛・借入を仮締め
- 注意点
- 証拠なしで残高を推測しない
ROUTE C
月次工程を短縮
- 向いている状況
- 毎月締めが翌々月
- 実行すること
- 部門提出・入力・照合日を設定
- 注意点
- 速さのため照合を省かない
試算表提出前の4確認
- 対象月・期間・様式・提出期限を金融機関へ確認したか
- 売上・費用・在庫・減価償却・税の締め範囲を確認したか
- 預金・売掛・買掛・在庫・借入を証拠資料と照合したか
- 予算・前年・前月差を資金繰りへ反映したか
銀行融資の信用格付に関する情報整理の提出範囲・審査・契約条件は金融機関・制度により異なります。仮定例を正式条件とせず、3期決算、最新試算、返済実績、借入一覧、商流・顧客・設備・人材、内部管理、事業計画、資金繰り、改善・相談履歴を提出先の案内と根拠資料で確認してください。
指標確認・資金調達・改善支援の公式情報: 日本政策金融公庫「中小企業の方―お手続きの流れ」 / 中小企業庁「早期経営改善計画策定支援」
04|当社のサービス
企業ごとの状況を確認し、適切な資金調達方法を提示します
銀行融資の信用格付に関する情報整理では、3期決算、最新試算、返済実績、借入一覧、商流・顧客・設備・人材、内部管理、事業計画、資金繰り、改善・相談履歴を同じ基準日で整理します。当社は審査・契約交渉・会計税務判断を代行せず、正式窓口へ確認する資料と資金繰りへの反映方法を整えます。
資金調達コンサルの支援内容を見る当社が行うのは、内部格付を推測せず、財務・返済・事業性・管理・将来情報を一貫させて継続開示するための情報整理です。銀行融資・日本政策金融公庫を優先し、期限に間に合わない確定不足だけ、ビジネスローン、ファクタリング、社用車リースバックを手取り・総費用・終了日で比較します。
試算表の対象月と締め状況を確認し、未処理を確定返済原資へ含めません。銀行融資・日本政策金融公庫を本線に、期限不足だけ別手段でつなぎます。
銀行・公庫融資
一定の時間があり、返済計画を説明できる場合に優先して検討します。紹介対象外でも相談先として提示します。
ビジネスローン
返済余力を確認し、実質年率、月返済額、総返済額を含めて候補を整理します。
ファクタリング
請求済み売掛金と入金実績を確認し、早期資金化した場合の手取り額を比較します。
社用車リースバック
会社所有車両の名義・残債を確認し、業務での使用継続を前提に候補を整理します。
銀行融資・日本政策金融公庫を本線にし、期限不足だけ別手段でつなぐ
銀行融資の信用格付に関する情報整理に関する相談中・申込中・条件提示中の金額は、契約と入金が確定するまで予定入金へ含めません。正式回答日、代替策の発動日、返済・支払終了日を登録します。
いずれも該当しない/返済計画に不安がある既存銀行・日本政策金融公庫・信用保証協会・よろず支援拠点へ相談
| 方法 | 候補になりやすい状況 | 契約前の確認事項 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| 銀行・公庫融資 | 相談・審査時間を確保できる | 金利、保証料、返済、期間、実行日 | 審査結果と実行日は未確定 |
| ビジネスローン | 短期の確定不足を限定して補う | 実質年率、総返済、終了日 | 高コスト化と借入残高増加 |
| ファクタリング | 請求済み売掛金を早期資金化 | 手数料、手取り、通知、償還条件 | 翌月入金減少と継続利用 |
| 社用車リースバック | 車両を使い続けながら現金化 | 査定、残債、月額、終了条件 | 所有権移転と固定費増加 |
銀行融資の信用格付に関する情報整理でも、ファクタリング契約の実態を確認してください
金融庁はファクタリングを装った高金利の貸付けに注意を促しています。期限対策として利用する場合も、買戻し義務、償還請求、担保性、通知、手数料、実際の手取り額を正式契約で確認します。
業績悪化を隠す前提にせず、原因・現金影響・改善担当・期限・正式な相談事項を早期に整理します。同じ不足が再発する場合は短期調達を追加する前に管理工程を見直します。
中小企業庁「資金繰りに関するご相談」 / 日本政策金融公庫「お手続きの流れ」
当社の立場と紹介手数料について
銀行融資の信用格付に関する情報整理について、3期決算、最新試算、返済実績、借入一覧、商流・顧客・設備・人材、内部管理、事業計画、資金繰り、改善・相談履歴を確認し、資金繰りへの影響と正式相談の順序を整理します。 当社は銀行・日本政策金融公庫の融資可否を判断する機関ではなく、貸金業者、ファクタリング事業者、リース会社でもありません。必要に応じて提携先をご紹介し、提携先から紹介手数料を受け取る場合があります。審査、契約条件、資金調達の実行を保証するものではありません。契約は各提携先から正式な条件説明を受け、お客様ご自身でご判断ください。
05|なぜ当社に依頼するのか
資金調達は「借りられる方法」より、検討する順番が重要です
格付ランクを当てることに集中すると、収益・回収・在庫・借入・管理の改善や、悪化兆候の早期共有が遅れます。そのため、内部格付を推測せず、財務・返済・事業性・管理・将来情報を一貫させて継続開示する順序を守り、銀行説明と資金繰りを同時に更新します。
順番を間違えるリスク
格付ランクを当てることに集中すると、収益・回収・在庫・借入・管理の改善や、悪化兆候の早期共有が遅れます。申込・実行の前後で条件が変わった場合は関係する金融機関へ説明し、管理表を更新します。
表面金利だけで選ぶリスク
格付改善をうたう速さではなく、必要額、資金使途、返済原資、総費用、終了日、下振れ後の最低現金を比較します。当月だけでなく完済・契約終了までの最低現金を確認します。
当社へ依頼する意味は、特定の方法へ誘導することではありません。
内部格付を推測せず、財務・返済・事業性・管理・将来情報を一貫させて継続開示するために、3期決算、最新試算、返済実績、借入一覧、商流・顧客・設備・人材、内部管理、事業計画、資金繰り、改善・相談履歴を一つの管理表へまとめます。特定商品へ誘導せず、正式回答と将来負担を並べます。
06|よくある質問
試算表の意味・銀行提出・確認項目のよくある質問
Q試算表とは何ですか?
総勘定元帳へ記帳した勘定科目ごとの借方・貸方の合計や残高を一覧にした表です。月次の業績と残高確認にも使います。
Q銀行融資では試算表が必ず必要ですか?
提出条件は銀行・商品・申込時期で異なります。日本公庫には決算後6か月以上経過した場合等の案内がありますが、提出先へ個別に確認します。
Q何か月分を提出しますか?
一律ではありません。直近月、期首からの累計、月次推移表のどれが必要かを提出先へ確認してください。
Q速報値でも提出できますか?
提出先へ確認し、未処理・暫定項目・確定予定日を明記します。速報を確定値として扱いません。
Q試算表と一緒に何を出しますか?
予実差、前年同期比較、主要残高明細、借入一覧、資金繰り表などを必要に応じて添えます。
07|FREE CONSULTATION
事業資金の初回相談を申し込む(60分無料)
月次工程を整え、決算書から現在実績と将来資金繰りへ接続します。
- 初回相談は60分無料です。
- 法人・個人事業主の事業資金が対象
- ご紹介先と契約するかはお客様が判断
継続的な改善提案や、試算表・決算書に基づく改善提案は有料です。 顧問料は月額10,000円(税別)/11,000円(税込)です。着手金・成功報酬はありません。 支援内容・料金を確認する
初回無料相談を申し込むフォーム送信後、営業時間内に担当者からお電話します。
※個人向けの生活費・借金返済目的等のご相談はお受けできません。審査通過や着金を保証するものではありません。税務・社会保険・法的判断は各公的窓口または有資格者へご相談ください。